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【第193通常国会】“攻撃支持″否定せず/米の北朝鮮対応で政府(17/04/19外務委) 

 日本共産党の笠井亮議員は19日の衆院外務委員会で、トランプ米政権が、核・弾道ミサイル開発を進める北朝鮮に対し軍事力の行使も選択肢にしていることについて日本政府の認識をただしました。岸田文雄外相は北朝鮮への米国の先制攻撃について、事実上容認する態度を示しました。
 笠井氏は、18日に来日したペンス米副大統領が「平和は力によってもたらされる」などと述べ、軍事的対応も辞さない考えを改めて表明したことを指摘。「軍事力の行使を容認・支持するのか」と迫りました。
 岸田外相は、北朝鮮の挑発行動がエスカレートしているとして、「抑止力の強化は重要だ。日本も協力していく」などと答えました。
 笠井氏は「米国による先制攻撃を良しとするということか」と重ねて追及。岸田外相は「米国の行動について予断を持って申し上げるのは控える」と述べ、否定しませんでした。
 笠井氏は、国民の命と安全に責任を持つのであれば「米国に対して、軍事的選択肢をとるなときっぱり要求すべきだ」と批判。北朝鮮に非核化を迫るため、「従来の延長線上にとどまらない外交的対応と、国際社会による制裁の実施を強化することが重要だ」と強調しました。
【「しんぶん赤旗」2017年4月20日付】

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