「東電福島第1原発事故の低線量被ばく、内部被ばくから子どもを守りたい」と東京都内で子育て中の父母らが20日、国会を訪れ、日本共産党の笠井亮衆院議員と懇談しました。沖島えみ子・党港区議が同席しました。
父母らは放射線量測定や除染の徹底、全国的な子どもの被ばく健診・対策を要望しました。
3歳の子どもを育てる港区の母親は「自費で子どもの尿検査をしたらセシウムが出てしまいました。東北の農業、漁業の復興を望んでいる一方で、子どもには西日本の食品を食べさせていることに罪悪感を感じています。国が責任を持って土壌調査をして核種分析をしてほしい」と訴えました。
笠井議員は「農業や漁業、避難者への全面賠償と一体に、国の責任で細やかな放射線測定を行い、基準値や規制値を絶えず見直す必要があります。放射能調査と除染のための国と企業の英知を結集した専門機関をつくるべきです」と話しました。(「しんぶん赤旗」10月21日付)