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【11.10.15】東京・六本木で“99%デモ”に参加し訴え

貧困・原発ゼロを

 
WE ARE THE 99%―。米ニューヨークのウォール街から始まった貧困と格差への抗議デモに呼応して世界各地で一斉行動が取り組まれた15日、東京都内でも集会やデモが行われました。
 首都圏青年ユニオン書記長の河添誠さんや作家の雨宮処凛さんらが呼びかけ、港区六本木の三河台公園で開かれた集会には、約100人が参加しました。
 雨宮さんは「貧困問題は終わったどころか、生活保護受給者が204万人に達するなど、状況は悪くなっています。日本人が声を上げて社会を変えていこう」と呼びかけました。
 河添さんは、年収200万円以下で暮らす人が5人に1人以上という格差を是正するため、社会保障の充実など富の再分配をと強調。「私たちは少数派ではなく、世界につながる99%の行動だ。こういう行動を繰り返して、多くの人とつながりたい」とのべました。
 日本共産党の笠井亮衆院議員が参加し、「一握りの大企業が257兆円の内部留保をため込み、働くみなさんには仕事がなく、庶民増税。こんな政治、今こそ変える時ではないでしょうか」とあいさつ。一緒に貧困ゼロ、原発ゼロの日本をめざそうと訴えました。
 高校時代を福島市で暮らした女性(27)=フリーター=はツイッターで集会を知り、参加。「NO POOR NO HIBAKU WORKER」のプラカードを掲げ、「貧困が労働者を原発での被ばく労働に追い詰めている。貧困も原発もなくし、人間として生きる権利を取り戻したい」と話しました。
 米ワシントンやカリフォルニアで行動する市民と、インターネット中継でメッセージを交換しました。(「しんぶん赤旗」10月16日付)

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