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【09.09.15】肝炎患者支援法 実現早く―緊急院内集会

院内集会
 「もう待てない!350万人のいのち――肝炎患者支援法を早期に実現してほしい」。三つの肝炎患者団体が主催する「緊急院内集会」が15日、衆院第1議員会館で開かれ、100人を超える患者らが参加しました。
 日本共産党の穀田恵二、笠井亮の両衆院議員、小池晃参院議員(党政策委員長)が参加して発言(別項)。民主、社民、新党日本、公明などの国会議員も参加しました。
 薬害肝炎全国原告団代表の山口美智子さんは「やっと選挙が終わり、今度こそは政治の責任をはたしていただきたい」とあいさつ。前国会で廃案になった与野党別々の肝炎患者支援法をまとめ、新しい国会で早期に実現するよう求めました。
 全国B型肝炎訴訟原告団共同代表の高橋朋己さんは「病気になったとき、なんという国だと絶望した。しかし、今回の選挙で、われわれは救われるのではないかと希望をもてるようになった」とあいさつ。
 日本肝臓病患者団体協議会代表幹事の山本宗男さんは「B型やC型などの肝炎患者は全国に350万人いる。そのうち毎年4万人余の患者が肝硬変や肝がんでなくなっている。国は弱者を救済するのが使命ではないのでしょうか」とあいさつしました。
 集会では、肝炎患者が次々に発言。東京のB型肝炎患者の女性(35)は「子どもが大好きで幼稚園教諭だったのに、感染でその道が断たれた」と涙で声を詰まらせ、「せめて重い医療費負担をなくして」と訴えました。九州の肝炎患者の男性(62)は「医者から余命あと1年数カ月といわれている。私の目の黒いうちに支援法を」と発言。別のB型肝炎の女性は「私の息子はB型肝炎に感染し32歳でなくなった。尊い命がなくなることがもうないように」と訴えました。

2009年9月16日(水)「しんぶん赤旗」より

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