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【09.03.09】3・10東京大空襲 「時忘れじの集い」に参加

きょう64周年

 
一九四五年三月十日の東京大空襲の惨禍を後世に伝えようと、九日、東京・上野の「慰霊碑・哀しみの東京大空襲」と「母子像・時忘れじの塔」の前で、「時忘れじの集い」が開かれました。
 約千人が集まり、「戦争を二度と繰り返さないために体験を語り継ごう」と語り合いました。
 碑と母子像はエッセイストの海老名香葉子さんが中心になって二〇〇五年に建てたもの。海老名さんは東京大空襲で家族六人を亡くし、孤児となって苦しい生活を強いられた体験を話し、「今でも思い出すと涙が出ます。二度と戦争が起きないように、みんなで平和を守り、戦争がどんなに苦しいものかを伝えていきましょう」と呼びかけました。

市田忠義書記局長があいさつ

集いには日本共産党の市田忠義書記局長、笠井亮衆院議員が参加しました。市田氏は「亡くなった方は言葉を発することができません。今に生きる私たちが平和の尊さを語り継がねばなりません。それを身をもって実践されているのが海老名さんです」とあいさつ。「平和な世の中をつくることがとりわけ政治に身を置く私たちにとって大きな責任」だとし、九条の会の発展にもふれつつ「憲法九条が花開く社会にしていくことが亡くなった人たちの思いに応える道だと思います。そのために全力をつくします」と語りました。
(しんぶん赤旗/2009年3月10日より)
 

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