憲法改正問題や森友・加計問題をめぐる公文書改ざんなど、ウソとごまかしの「安倍政治」を検証する集会が3日夜、国会内で行われ、約200人が参加しました。呼びかけ人は元最高裁判事の濱田邦夫弁護士、元文部官僚の寺脇研京都造形芸術大教授ら著名16氏。
東京大学大学院教授の小森陽一氏は「憲法に安保法制を背負った自衛隊を書き込むことは、アメリカ軍と世界中で軍事行動するということ。そうなれば9条2項は無効化される。そのような国民だましの改憲は絶対許さない」と訴えました。
獨協大学名誉教授の右崎正博氏は森友・加計学園をめぐる公文書管理に触れ「財務省文書の改ざんを知らなかったというのは行政組織に対するガバナンスを欠いている。内閣総辞職に値する出来事だ」と訴えました。
2018ユーキャン新語・流行語大賞でトップテンに選ばれた、政治家が論点をすり替える答弁を指す「ご飯論法」を広めた法政大学教授の上西充子氏が首相、大臣の答弁を批判しました。
絵本作家の浜田桂子氏、元経済産業省官僚の古賀茂明氏が発言。日本共産党の笠井亮衆院議員があいさつしました。
【「しんぶん赤旗」2018年12月5日付】