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【18.05.03】栗戦書(りつ・せんしょ)全人代委員長と会談/日中友好議連

 【北京=釘丸晶】超党派の国会議員による日中友好議員連盟(会長、林芳正・文部科学相)代表団は3日、北京の人民大会堂で栗戦書(りつ・せんしょ)全国人民代表大会(全人代)常務委員長と会談しました。
 代表団の一員として会談に参加した日本共産党の笠井亮政策委員長・衆院議員は、「北朝鮮問題をめぐり南北首脳会談が実現し、画期的な一歩が築かれた。これに中朝首脳会談が役割を果たした」と歓迎し、「今後、関係国が朝鮮半島の非核化と地域の平和体制構築に一体的に取り組み、段階的に進めることを強く望む」と要請しました。
 また「日本政府にも対話による平和的解決の流れに積極的にコミット(関与)するよう働き掛けている」と述べました。
 栗氏は、今年に入ってからの朝鮮半島情勢の前向きの変化に触れ、南北首脳会談に続き、米朝首脳会談に向けた動きも進捗(しんちょく)していると指摘。「共通の目標は、朝鮮半島の非核化と平和・安定であり、米朝の両首脳が誠意をもってテーブルに着き、最終的な目標実現に向け、協議してほしい」と述べました。
 栗氏は、「何よりも大切なことは戦争を起こさないことだ」と強調。「日本側に前向きな役割を期待したい。アメリカにも働き掛け、平和的な対話と協議による解決を後押ししてほしい」と語りました。
 会談後に笠井氏が「北朝鮮問題の対話による平和的解決のために私たちも努力したい」と手を差し伸べると、栗氏は「目標は一致しています」と応じ、握手を交わしました。
【「しんぶん赤旗」2018/5/5付】

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