加計・渡辺氏の証人喚問が必要
日本共産党の笠井亮政策委員長は1日、国会内で記者会見し、安倍晋三首相が同日の参院本会議での答弁で、麻生太郎財務相に「(公文書改ざんなどの)再発防止に全力を挙げて取り組んでもらいたい」と“続投″させる意向を示したことについて問われ、「森友」公文書の改ざん・廃棄、事務次官のセクハラ問題などで責任が問われる麻生氏は「即刻辞めていただくべきだ」と主張しました。
笠井氏は、麻生氏が1年以上、当事者を弁護する立場で国会で答弁してきたと指摘。「この期に及んで続投とは、誰もが驚くのではないか」と述べ、麻生氏を擁護する首相の姿勢は「断じて許されない」と厳しく批判しました。
さらに笠井氏は、「加計学園」の渡辺良人事務局長が5月31日、愛媛県庁を訪れ、同学園の加計孝太郎理事長が安倍晋三首相と面会したとの説明は“ウソだった″と謝罪したことについて問われ、「当事者としての責任の自覚もない姿勢が怒りを呼んでいる」として、加計理事長とともに「証人喚問が必要だ」と主張しました。
笠井氏は、獣医学部新設を目指していた加計学園側と安倍首相との15分間の面会が“ウソ″だったとすれば、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)が同学園関係者らと3回も会っていたと認めたことも含め、「すべてのつじつまが合わなくなる」と指摘。「国会で全部洗いざらい話すべきだ」と求めました。
【「しんぶん赤旗」2018.6.2付】