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【13.04.08】事故収束宣言、だれも思っていない

原子力特で参考人が発言

 
笠井議員=国会事故調元委員長 「宣言」を批判
 
日本共産党の笠井亮議員は8日の衆院原子力問題特別委員会で、国会福島原発事故調査委員会の黒川清元委員長ら元委員に対する参考人質疑で質問に立ちました。笠井氏は、報告書が結論冒頭で「事故は収束しておらず、被害も継続している」と指摘していることに言及し、自身が福島第1原発4号機原子炉建屋の最上部に登って視察した実感にも触れ、「収束どころか事故の真っただ中であるとあらためて痛感した」と述べ認識をただしました。
 黒川氏は「事故収束宣言」について、「(10人の委員の)だれもそんなこと思っていなかったのではないか。これはみなさんの思いだと思う」と強調しました。
 蜂須賀礼子元委員は、福島県在住の孫が「これ食べていいの」と敏感になっていると指摘。「国、文科省は子どもに対する放射能(の影響)についての考え方をもう少しバックアップしてほしい」と要求しました。
 笠井氏は、地震動が原発事故に及ぼした影響を調べる上でカギを握る1号機原子炉建屋内の調査を東電が虚偽説明で妨害した問題を質問。田中三彦元委員は、東電が“何かを引き出される”と懸念して意図的に調査を妨害したとの認識を改めて示しました。
(しんぶん赤旗/2013年4月9日より)

◆審議録(.pdf

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