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【12.05.03】憲法施行65周年 街頭演説

憲法を今こそ社会に

 
 日本共産党は3日、東京・新宿駅東口で憲法施行65周年記念街頭演説を行いました。笠井亮衆院議員が、日本国憲法に掲げられた平和的生存権や幸福追求権などを紹介し、「今こそ、憲法を政治、経済、社会に生かすときだ」と呼びかけました。吉良よし子参院東京選挙区予定候補、たぞえ民夫東京都議も訴えました。
 笠井氏は、憲法の立場に立って政府が東日本大震災被災者、原発事故避難者の「生活再建と生業(なりわい)の補償、生活の向上に力を尽くすべきだ」と提起。沖縄での米軍の新基地建設に固執する日米両政府の動きに触れ、「憲法9条の下で日米安保条約をなくせば、アジアと世界に軍縮と核兵器廃絶を積極的に提唱し、平和に貢献できる日本をつくれる」と訴えました。
 その上で、憲法審査会が衆参両院で始動し、改憲論議が新たな段階を迎えていると指摘。「『憲法を守ろう』の声が国民の多数派。日本共産党は、憲法にもとづいて命と暮らし最優先の政治、自主独立の日本、平和・人権・民主主義が花開く日本をめざして全力を尽くす」と表明しました。
 吉良氏は「今の現実を憲法が掲げる理想の社会に近づけようとする努力こそ、政治がやるべき仕事、責任だ」と強調しました。
 強い雨の中、東京都清瀬市から街頭演説を聞きにきた女性(54)は「憲法がいかに大切なものかを確認しました。憲法9条があることが国際社会にとっても大事なんですね」と感想を語りました。
(5月4日「しんぶん赤旗」より)

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