「成人の日」街頭演説
日本共産党中央委員会と日本民主青年同盟中央委員会は9日、東京・渋谷駅前で「成人の日」街頭演説を行いました。笠井亮衆院議員、宮本徹衆院比例予定候補、民青同盟の林竜二郎副委員長らがマイクを握り、「希望ある社会をつくろう」と訴えました。
笠井氏は「日本共産党は21世紀の新しい時代を国の主人公として生きるみなさんの前途を心から応援したい」と表明。就職難や高い学費、消費税増税など、閉塞(へいそく)感が広がる政治の大本に財界中心、米国いいなりという「二つの害悪」があると指摘し、「政治の害悪にメスを入れる新しい政治でこそ、閉塞感が打ち破れます。日本共産党はこの立場で、新しい日本を目指すために全力をあげたい」と訴えました。
さらに笠井氏は、軍事費などのムダ遣いをなくすこととあわせ、富裕層や大企業にもうけに応じて税金を負担してもらうことで、消費税増税なくして社会保障は支えられると強調。「いよいよ選挙権行使の年。青年が動いたときに世の中が大きく動くことは、世界と日本の歴史が証明している。いまこそ、みなさんの声と行動で、新しい日本をご一緒につくろう」と呼びかけました。
宮本氏は、「『原発なくせ』の運動が広がっている。若者が動けば政治が変わる。今度の総選挙でこの国の主権者として希望ある日本をつくっていこう」と力説し、日本共産党の躍進を訴えました。
新成人となった民青同盟の男性(20)がマイクを握り、「新成人としてのあらたな旅立ち。社会を構成する主体として、社会を動かす一人として力を尽くしたい」と述べました。民青同盟の林副委員長は「投票する権利を行使し、願いが実現するために行動する政党や政治家を選んでほしい」と呼びかけました。
演説を聞いていた女性(38)は「消費税上げなくてもやっていけるとわかった」と語っていました。
(1月10日「しんぶん赤旗」より)