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【12.01.05】新春随想 「驚き」「複雑」を信頼へ

 年始めの楽しみは、普段ご無沙汰している親戚、友人、知人との語らいのひとときや、年賀状でのやりとりがもてることです。
 総選挙ぶくみの情勢のなか、高尾山と西新井大師での元旦恒例宣伝。消費税反対署名に続々と応じる姿も多く、民主党政権への怒りの大きさを感じながら、その足で、妻の実家・富山へトンボがえり、東京各地の新春のつどいや友人とのあつまり。寄せられる率直な声に、なるほどと考えさせられました。
 富山では、まわりの人から口々に「儀軌の返還はすごいね。でも、テレビや他紙がとりあげないのはどういうわけや」「定年後のくらしがまるでたちゆかない。被災地も放りっぱなしで老後も不安、この国はおかしい」「志賀原発(石川県)でここらも危険。放射能測定の実現は共産党のおかげ」「世界をみると資本主義がだめになってきとる。代わるものが必要」などと。長く保守の牙城といわれ、地盤選挙でがんじがらめ、政治批判も表にでなかった地域です。私たち夫婦の縁もあり、今では80軒中24軒が「しんぶん赤旗」読者(3割!)となって義兄がこつこつ集金してくれています。
 半世紀ぶりに三鷹の小学校時代の同級生からフェイスブックでのアクセスもありました。「共産党というのがちょっと驚き」といいながら「改めてホームページを拝見、応援します」と。儀軌返還も当初「共産党であるのがいささか複雑」だった韓国側と、植民地支配に反対した歴史をもつ党が出会い、共同のとりくみで実現しました。
 これまで日本共産党とは接点もなく、むしろ偏見もあった方たちが、ちょっとしたきっかけやつながりで、急速に信頼を寄せてくれる。そんな情勢に挑み、いまこそ首都東京から躍進をと決意を新たにしています。(「しんぶん赤旗」1月5日付 首都圏版)

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