ブースで多彩な催し
東京・明治公園で2日に開かれた「原発ゼロをめざす7・2緊急行動」。メーン集会に先立って約30のブースが設けられ、運動の交流や、放射能問題、自然エネルギーの「青空教室」など多彩な催しは、どこも人で埋まりました。
「提言」のポイント紹介―日本共産党
学習交流集会や、署名、書籍やパンフレットの販売、パレードグッズの作成などが行われました。メーン企画の集会が始まると、続々と人が集まり、強い日差しのなか、テントの周りに大きな人の輪ができました。
共産党の原発・エネルギー問題対策委員会責任者の笠井亮衆院議員が、6月に党が発表した原発撤退「提言」のポイントを紹介しました。「原発には、絶対安全という基準はありません。一番の安全は原発をなくすことです」と訴えました。かち佳代子東京都議は、党都議団が128ヵ所でおこなった放射能汚染調査とその反響について報告しました。
立川市の中学1年の男子生徒は、笠井さんの話を聞き、「飛行機は事故が起こるという前提で安全対策をとるけど、原発は事故が起こらないから大丈夫だと思っていたのではないか」と話し、会場から大きな拍手がおこりました。
党福島県委員会の宮本しづえ副委員長は、原発事故特有の被害や不安に対し、21回にわたり県に申し入れるなど党の活動について述べました。宮本岳志衆院議員は、放射能汚染から子どもを守る立場で国会論戦してきたことを紹介しました。
会場から9人が発言。食品への放射能の影響や、原発製造メーカーの責任、「提言」への共感などについての意見や質問がだされました。
熱心に聞いていた神奈川県川崎市の24歳の主婦は「おなかの子どもが8ヵ月なので、食べ物のことがとても心配で参加しました。子どもの未来のためにも原発はなくしていきたい」と語り、習志野市から参加した68歳の女性は、「笠井さんの話はわかりやすくて、本当にその通りだと感激しました」と話していました。
(「しんぶん赤旗」7月4日付けより)