「一歩踏み出そう」 派遣切り問題 党のビラを紹介
(記事は2009年3月22日の「しんぶん赤旗」、写真はTBSの動画配信から)
CS放送 笠井議員出演
「突然首を切られることがあったら、誰かに声をかけて一歩を踏み出してほしい。共産党でも労働組合でもいいし、街頭労働相談もやっている」―。
日本共産党の笠井亮衆院議員は二十日放映のCS放送「TBSニュースバード」の「国会トーク~フロントライン」で、年度末に大量の雇い止めが予想される中、日本共産党のビラを示しながら、こう呼びかけました。同番組はウェブ上で公開されており、TBSのホームページから見ることができます。
雇用や政治とカネの問題について、キャスターの川戸恵子氏と対談した笠井氏は、三月末までに四十万人の非正規労働者が職を失うとされていることについて、「あと十日あまりという重大な局面にきている」と強調。川戸氏は「日本共産党は昨年から非正規労働者の問題に警鐘を鳴らしていましたね」と述べました。
笠井氏は、この間の国会論戦にふれながら、大量解雇が予想される派遣労働者の多くが違法な働かされ方をしていたと指摘し、「三年以上の派遣だったら直接雇用を申告しよう」と呼びかけました。
西松建設違法献金事件をめぐる政治とカネの問題について、笠井氏は「こういうことが政治をゆがめてきた。民主党の小沢一郎代表だけでなく、自民党にも二階俊博経産相はじめ、ぞろぞろいる。その結果、“ダンマリ国会”で、どちらもこの問題にふれない」と発言。川戸氏は「共産党は(企業・団体献金を)受けとっていらっしゃらない」と述べました。
笠井氏は「財界・大企業から金をもらってものを言われるのか、もらわずにはっきりものを言って国民のために仕事をするかの分かれ道だ」と述べ、企業・団体献金の禁止、政党助成金の撤廃が必要だと強調しました。