審議前から、“新たな補正予算検討”いうなら、出し直すのが筋
2009年「決戦の年」、早くも2月です。
さっそく週明けの2日から、来年度予算案の予算委員会での審議入りを目前にした理事会が開かれ、丁々発止のやりとりに。
というのも、政府が提出した2009年度予算案について、委員会で審議入りもしていないのに、先週末、自民党の山口俊一首相補佐官が、その補正予算案の編成を麻生首相が検討していると発言したと報じられたためです。
野党側が、この問題は重大だととりあげ、私も、「この段階で、首相の意向として、2009年度予算案の補正予算を出そうという話が出てくるというのは、いかに欠陥予算案であるかを自ら認めるようなものだ。事実なら、予算案を出し直すのが筋だし、発言の真意をただすべきだ」と主張しました。
自民党の衛藤征士郎委員長も、「極めて不見識な発言で、こういう経験は初めてだ。断じて許されないこと。極めて不愉快な思いであり、釈明と陳謝を求めたい」とのべるほど。翌朝、質疑に入る前の理事会で、同補佐官から説明を聴取することになりました。
それにしても、こんなに暮らし・雇用・営業、社会保障などが深刻な事態にあるとき、「100年に一度の事態に対応するため」として、政府みずから出した予算案では足りないというお粗末さ。
「いまこそ、外需頼みから内需中心に軸足を移し、家計をあたためよ」。徹底審議を通じて、争点を明確にし、解散・総選挙で信を問えと、国会の現場でも頑張ります。