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【08.05.09】米軍横田基地で無免許のX線撮影

笠井議員批判に外相「違法行為させぬ」と答弁

 
在日米軍横田基地(東京都)で、米軍が日本人従業員らに無免許でエックス線撮影をさせていた問題で、防衛省が一年半前から二度にわたり撮影させないよう申し入れていたにもかかわらず、米軍側が聞き入れなかったことが分かりました。
 日本共産党の笠井亮議員の九日の衆院外務委員会での質問によるものです。
 地引良幸防衛省地方協力局長によると、二〇〇六年十月に、米軍人や軍属の歯科治療を行う歯科中隊で、歯科補助職、衛生職の日本人従業員にエックス線撮影させる計画について米軍から説明がありました。同省は翌月、従事させないよう米側に申し入れたといいます。
 ところが〇七年十月、米軍から、実施訓練を開始するとの通告があったため、防衛省は再度申し入れ。しかし回答はなく、今年五月、マスコミの指摘を受け、「調整がつくまで中止する」と連絡してきたというものです。
 エックス線撮影は、被ばくの危険があるため、医師や歯科医師、放射線技師に限って認められており、国家試験で免許を得る必要があります。在日米軍基地の日本人労働者は、日本側が雇用主であり、原則として日本の法律が適用されます。
 笠井氏は「政府の対応はあまりに及び腰だ」と批判。「調整がつくなどという問題でない。国内法に基づいてきちっと、やめさせるべきだ」と迫りました。高村正彦外相は「国内法に違反するような調整はしません」とのべました。
(2008年5月10日/しんぶん赤旗より)
(会議録/bt_20080701123513.pdf

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